退学処分が決まり、制服をしまったまま次の一歩が見えない。本人も保護者も、何を調べればよいのか分からなくなっています。
もう高校には入れないのか、取った単位はむだになるのか、いつから学び直せるのかなど、退学処分のあとの心配はいくつも重なります。
退学処分のあとも、編入学で高校卒業を目指せます。
結論
- 退学処分は校長が行い、事由は4つ。
- その後は「編入学」で別の高校へ入れる。
- 編入は4月・10月など時期を決める学校が多い。
- 随時や毎月、編入を受け付ける学校もある。
- 取った単位は卒業単位に加えられることがある。
- 家で学ぶ形も比べるなら、N高も並べる。
高校で退学処分になっても、編入学で別の高校に入れる
第一学院高校は編入学が随時、ルネサンス高校は4月・10月です。まとめて取り寄せて、編入の時期と単位の扱いを並べてください。
資料請求は無料です。
高校の退学処分とは(4つの事由と、決める人)
| 番号 | 条文の言葉 |
|---|---|
| ① | 性行不良で改善の見込がないと認められる者 |
| ② | 学力劣等で成業の見込がないと認められる者 |
| ③ | 正当の理由がなくて出席常でない者 |
| ④ | 学校の秩序を乱し、その他学生又は生徒としての本分に反した者 |
退学処分は、校長が行う懲戒の一つ
退学・停学・訓告の処分は校長が決める。
| 条文 | 中身 |
|---|---|
| 学校教育法11条 | 教育上必要なとき、校長と教員は懲戒を加えられる。体罰は不可 |
| 施行規則26条1項 | 心身の発達に応じるなど、教育上必要な配慮をする |
| 施行規則26条2項 | 退学・停学・訓告の処分は校長が行う |
懲戒のもとになるのは学校教育法11条で、教育上必要があると認めるときに、校長と教員が懲戒を加えられます。
そのうち退学・停学・訓告の処分を行うのは校長だと、学校教育法施行規則の26条2項が定めています。26条1項は、懲戒には心身の発達に応じた教育上の配慮が要ると定めています。
退学処分は、校長が法令に沿って決める処分です。理由や経緯は、学校からの説明で確かめてください。
ポイント
- 処分を下すのは校長。
- 心身の発達に応じた配慮が前提。
- 理由は学校の説明で確かめる。
\ 入力は1回。気になる学校の資料がそろって届く /
退学の事由は、法令で4つに限られている
26条3項に書かれた4つのどれかに当たる場合。
| 番号 | おおまかな意味 |
|---|---|
| ① | 行いがよくなく、改まる見込みがない |
| ② | 学力の面で、学業を終える見込みがない |
| ③ | 正当な理由なく、出席が続かない |
| ④ | 学校の秩序を乱すなど、生徒の本分に反した |
施行規則26条3項は、退学処分ができる場合を4つに分けて書いています。法令の言葉は古い言い回しなので、読みにくく感じるかもしれません。
おおまかに言いかえると、行い、学力、出席、学校の秩序の4つです。どの事由に当たるとされたのかは、学校に確かめておくと、次の学校への説明を考えやすくなります。
言いかえは読みやすくするためのもので、条文の解釈ではありません。正確な扱いは、学校の説明と条文で確かめてください。
ポイント
- 退学の事由は法令で4つ。
- どれに当たるかを学校に確かめる。
- 条文の言葉で正確に確かめる。
高校は、公立も私立も同じ4つの事由で退学処分がありうる
公立の小中学校とは違い、高校生は除外されていない。
| 学校 | 退学処分 |
|---|---|
| 公立の小学校・中学校(学齢) | できない |
| 私立の中学校 | できる |
| 高校(公立・私立) | 4つの事由のどれかに当たればできる |
同じ26条3項では、市町村立の小学校・中学校などに通う学齢の子どもには退学処分ができないと定めています。
高校生は、この除外の対象に入っていません。高校では、公立でも私立でも、4つの事由のどれかに当たれば退学処分がありえます。
法令の上では、高校の退学の要件は公立も私立も同じです。手続きの細かな違いは、学校に直接たずねてください。
次の学校を考え始めるなら、編入先の候補の資料をまとめて取り寄せると、学校の説明を確かめながら並行して比べられます。
ポイント
- 高校は公立も私立も同じ要件。
- 義務教育の公立とは扱いが違う。
- 手続きの違いは学校に確かめる。
高校の退学処分と、自分で退学する場合の違い
| 形 | 決まり | その後に別の高校へ入るとき |
|---|---|---|
| 退学処分 | 校長が行う懲戒(施行規則26条) | 編入学 |
| 自分から退学する | 退学は校長の許可が必要(施行規則94条) | 編入学 |
自分から退学するときも、校長の許可が要る
休学・退学は、校長の許可で決まる。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 休学 | 校長の許可が必要 |
| 退学 | 校長の許可が必要 |
| 退学処分との違い | 懲戒ではなく、生徒の側から願い出る |
学校をやめる形には、懲戒としての退学処分のほかに、生徒の側から退学する形があります。生徒が休学・退学するときは、校長の許可が必要です(学校教育法施行規則94条)。
どちらの形でも、学校の籍はなくなります。別の高校に入り直すときは、どちらも「編入学」の手続きになります。
どちらの形でやめた場合も、入り直す学校の資料をまとめて請求しておくと、編入の受付時期を早めに見比べられます。
ポイント
- 自分でやめるときも校長の許可。
- どちらも籍がなくなる。
- 入り直すときは編入学。
懲戒の基準は、学校の決まりで読める
国は基準を前もって決め、知らせるよう求めた。
| ポイント | 学校に求めたこと |
|---|---|
| 前もって決める | どんな懲戒をどう使うかの基準 |
| 知らせる | 生徒にも保護者にも |
| 手続き | 事実をよく調べ、保護者とも連絡をとる |
平成22年に出された高校での懲戒の適切な運用についての通知は、どんなときにどんな懲戒をするのかを前もって決め、生徒と保護者が分かるようにしておくことを学校に求めています。私立の高校にも、都道府県から届けられました。
同じ通知は、事実を十分に調べること、保護者も含めて連絡をとることなど、手続きを適正に進めることも求めています。
学校の懲戒の基準は、生徒手帳や学校の決まりで確かめられます。手続きの細かな決まりは、学校に直接たずねてください。
ポイント
- 懲戒の基準は周知が求められている。
- 事実の調査と保護者への連絡も。
- 細かな手続きは学校にたずねる。
\ 学校の数だけ申込をくり返さなくていい /
高校の退学処分のあとは「編入学」になる(転入学との違い)
| 項目 | 転入学(転学) | 編入学 |
|---|---|---|
| いつ | 高校に在学しているうち | 高校をやめたあとなど |
| 手続き | 今の校長から転学先の校長へ書類 | 本人が新しい学校に出願 |
| 入学の時期 | 随時・毎月の学校が多い | 4月・10月など時期を決める学校が多い |
やめたあとに入り直すのは「編入学」
過去に高校にいた人が入るのは編入学。
| 言葉 | 中身 |
|---|---|
| 編入学 | 過去に高等学校等に在学していた者等が入学すること |
| 入る時期・学年 | 第1学年の当初以外の時期や、第2学年以上に入学すること |
文部科学省の指導要録に記載する事項の説明のとおり、ほかの高校から転学してきた生徒は転入学、過去に高校に在学していた人が入学した場合は編入学です。
退学処分のあとは、もう前の学校に籍がありません。別の高校に入るときは、転入学ではなく編入学になります。
ポイント
- 退学のあとは編入学。
- 在学中に移るのが転入学。
- 言葉の違いで手続きが変わる。
高校をやめたあとでも、別の高校へ編入学できる
中退後も、ほかの高校に編入学できる。
| 編入先 | 扱い |
|---|---|
| 学年制の高校 | 前の学校で取った単位に応じて、相当する学年に編入 |
| 単位制の高校 | 在学すべき期間を示して許可 |
高校を中途退学した人も、ほかの高校に編入学できます(文部科学省の高等学校入学資格のQ&A;)。
学年制の高校へは、前の学校で取った単位に応じた学年に入ります。単位制の高校へは、学校が「在学すべき期間」を示して許可します。
前の学校で何単位取ったかで、入る学年や卒業までの期間が変わります。
ポイント
- 中退のあとも編入学できる。
- 入る学年は取った単位で決まる。
- 単位制なら在学すべき期間が示される。
\ 住んでいる都道府県から、通える学校を一覧で選べる /
編入学の条件は、年齢と学力
相当の年齢と、同等以上の学力が条件。
| 条件 | 中身 |
|---|---|
| 年齢 | 相当年齢に達していること |
| 学力 | その学年に在学する人と同等以上の学力があると認められること |
施行規則91条は、編入学できる人を、相当年齢に達し、その学年に在学する人と同等以上の学力があると認められた人です(文部科学省の高等学校への編入学のページ)。
学力をどう確かめるかは、学校ごとの選考で決まります。書類・作文・面接で選ぶ学校が多くあります。
91条の条件は年齢と学力で、退学処分を受けたかどうかは条件に書かれていません。選考の中身は、出願先の募集要項で確かめてください。
選考の中身は学校ごとに違うので、編入を考える学校の資料をまとめて請求して、募集要項を並べて確かめるのが近道です。
ポイント
- 条件は年齢と学力。
- 選考の中身は学校ごとに違う。
- 募集要項で選考を確かめる。
高校の退学処分のあとの編入学は、入学の時期が決まっている学校が多い
| 学校 | 転入学 | 編入学 |
|---|---|---|
| クラーク高校 | 随時(毎月1日が基本) | 出願は前期生3月末・後期生9月末 |
| ルネサンス高校 | 随時 | 4月・10月 |
| ヒューマンキャンパス高校 | 4月〜12月は随時 | 主に4月・10月 |
| あずさ第一高校 | 入学希望日の1か月前から受付 | 4月と10月 |
転入は随時でも、編入は4月・10月の学校が目立つ
同じ学校でも、編入だけ時期が決まっていることがある。
| 学校 | 編入学の時期 |
|---|---|
| ルネサンス高校 | 4月・10月 |
| ヒューマンキャンパス高校 | 主に4月・10月 |
| あずさ第一高校 | 4月(出願3月3日〜26日)・10月(出願9月1日〜25日) |
| ECC学園 | 4月 |
ルネサンス高校グループは、転入学が随時、編入学が4月・10月です。
ヒューマンキャンパス高校の編入は、4月と10月の入学です。あずさ第一高校の編入の出願は、4月が3月3日〜26日、10月が9月1日〜25日です。
在学中なら毎月移れる学校でも、やめたあとは次の4月か10月まで待つことがあります。退学処分のあとは、入学の時期から逆算して準備を始めましょう。
入学の時期は学校で大きく違うので、候補の学校の資料をまとめて取り寄せて、4月・10月と随時の学校を並べておくと迷いません。
ポイント
- 編入は年2回の学校が目立つ。
- 出願は入学の約1か月前に締め切る例。
- 入学の時期から逆算して動く。
編入学を随時や毎月受け付ける学校もある
待たずに学び直せる学校も探せる。
| 学校 | 編入学の受付 |
|---|---|
| 第一学院高校 | 転入・編入学は随時 |
| 勇志国際高校 | 原則として毎月。過去の在籍期間を使って年度途中も |
| トライ式 | 随時。学期や年度の途中でも入学可能 |
| N高 ネットコース | 転入・編入は随時受付 |
編入学の時期は、学校によって大きく違います。第一学院高校の学校概要のとおり、第一学院高校は転入・編入学が随時です。
勇志国際高校は、編入学でも過去の在籍期間を使って年度の途中に入れます。トライ式高等学院も、転編入は学期や年度の途中でも入学できます。
早く学び直したいなら、編入を随時受け付ける学校を候補に入れると、待つ期間を短くできます。
ポイント
- 編入を随時受け付ける学校もある。
- 年度の途中から入れる学校もある。
- 早く始めたいなら随時の学校を探す。
\ 1週間ほどで、学校の案内が家に届く /
家で学び直したいなら、N高のネットコースも並べておく
転入・編入は随時受付。家で学ぶ形と比べられる。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 入学の時期 | 4月・7月・10月・1月(転入・編入は随時受付) |
| 登校 | ふだんの通学なし |
| 学費 | 1年次73,000円〜・3年間199,000円(先引きあり) |
退学処分のあと、すぐに人の多い教室へ通う気持ちになれないこともあります。通う学校だけでなく、家で学ぶ学校も並べておくと、続けやすい形を選べます。
N高グループの入学案内によると、ネットコースの入学は4月・7月・10月・1月で、転入・編入は随時受け付けています。ネットコースは、ふだん登校せずに学ぶ形です。
前の学校の単位を引き継げる場合があるので、程度は出願の前に確かめてください。
通う学校と比べるために、N高の資料も取り寄せておく
- 退学処分のあと、次の4月や10月を待たずに家から学び直す形と比べられる
- 登校なしのネットコースは、新入学なら1年次73,000円〜・3年間199,000円(就学支援金の先引きあり)
- 入学したあとも、ネットから通学のコースへ3か月ごとに変えられる
- 全員に複数のメンターがつき、家からビデオ会議で面談・相談できる
- 進路決定率94.24%(2026年3月卒業の4月生)
パンフレットと募集要項が無料で届きます。N高・S高・R高の違いと、コースごとの学費がわかります。
ポイント
- N高のネットコースは編入を随時受付。
- ふだんの登校なしで学べる。
- 単位の引き継ぎは出願前に確かめる。
高校の退学処分の前に取った単位と在籍期間はどうなる?
| 項目 | 扱い | 根拠 |
|---|---|---|
| 前の学校で取った単位 | 課程が違っても使える(取り直しは原則不要) | 学習指導要領の解説 |
| 卒業単位に加える | 単位制の校長は前の単位を加えられる | 単位制高等学校教育規程7条 |
| 在籍期間 | 学校が「在学すべき期間」として示す | 単位制高等学校教育規程4条 |
| 卒業までの最短 | 通信制の修業年限は3年以上 | 学校教育法56条 |
取った単位は、編入先でも卒業単位に加えられる
前の単位は課程をまたいでも有効。
| 決まり | 中身 |
|---|---|
| 学習指導要領の解説 | 修得した単位は各課程で共通に有効。原則として取り直し不要 |
| 単位制高等学校教育規程7条 | 過去に在学した高校の単位を卒業単位に加えられる |
| 指導要録 | 前の学校の単位を認めたら記録する |
文部科学省の学習指導要領の解説(総則編)のとおり、どの課程で取った単位も、移った先の課程でそのまま認められ、同じ科目を取り直さなくてよいのが原則です。
単位制の高校の校長は、生徒が前に在学した高校で取った単位を、卒業に必要な単位数に加えられます(単位制高等学校教育規程7条)。
退学処分の前に積み上げた単位も、編入先で生かせます。
ポイント
- 前の単位は編入先でも有効。
- 卒業単位に加えられる。
- 取り直しは原則いらない。
在籍期間がどう数えられるかは、学校が示す
編入の条文に「在学した期間」の言葉はない。
| 移り方 | 条文の言葉 |
|---|---|
| 転入(5条) | 修得した単位及び在学した期間に応じて |
| 編入(4条) | 相当年齢・相当の学力。「在学した期間」の言葉はない |
| 全国一律の計算 | なし(学校が在学すべき期間を示す) |
単位制の高校への転入は、単位制高等学校教育規程の5条により、取った単位に加えて、前の学校で過ごした期間も考えに入れて許可されます。
編入学を定めた4条には、「在学した期間」という言葉がありません。前の学校にいた期間が何か月数えられるかは、学校が示す「在学すべき期間」で決まり、全国一律の計算方法はありません。
NHK学園高校は、前の学校に1年未満なら1年次、1年以上なら2年次、2年在籍で35単位以上が認められれば3年次に入ります。学校ごとに入る年次の決め方が違うので、候補の資料を必ず並べて比べてください。
入る年次の決め方は、編入先の候補にまとめて資料請求して、学校ごとの説明を見比べるとはっきりします。
ポイント
- 在籍期間の数え方は学校が示す。
- 全国一律の計算はない。
- 入る年次の決め方を資料で比べる。
単位修得証明書は、早めに前の学校からもらっておく
証明書がないと、単位の確認ができない。
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| 取った科目と単位数 | 編入先が卒業単位に加えるため |
| 発行できる期間 | 年数がたつと保存年限切れの学校もある |
| 高認の科目免除 | 証明書で免除を申請するため |
前の学校で取った単位は、前の学校が出す単位修得証明書で確かめます。編入先も、この証明書で単位を数えます。
文部科学省の高認の免除要件のページは、年数がたつと保存年限切れで発行できない学校もあり、修得単位が確認できなければ免除は申請できません。
退学処分のあとは連絡しづらいかもしれませんが、証明書だけは早めに頼んでおくと安心です。保護者から学校の事務に問い合わせる形でもかまいません。
ポイント
- 単位の証明は前の学校が出す。
- 年数がたつと出せないことがある。
- 保護者から早めに頼んでおく。
\ 無料で取り寄せて、入る年次の決め方を並べて見比べられる /
高校の退学処分のあとの道(通信制への編入学・高認)を比較
| 道 | 得られるもの | 向いている人 |
|---|---|---|
| 通信制高校などへ編入学 | 高校の卒業資格 | 高校を卒業したい |
| 高認(高卒認定) | 大学・短大・専門学校の入学資格 | 受験資格を早く得たい |
| 少し休んでから考える | 気持ちを整える時間 | すぐに動けない |
高校卒業を目指すなら、編入学
編入先を卒業すれば、高校卒業の資格になる。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 卒業に必要な単位 | 74単位以上(施行規則96条) |
| 前の単位 | 卒業単位に加えられることがある |
| 通信制の修業年限 | 3年以上(学校教育法56条) |
編入学した高校を卒業すれば、高校の卒業資格が得られます。卒業には74単位以上が必要で、前の学校の単位を加えられることがあります。
定時制・通信制の修業年限は3年以上です(学校教育法56条)。前の在籍期間がどこまで数えられるかで、卒業までの期間が変わります。
前の学校で積み上げた分を生かして、卒業までの道をつなげられます。
高校卒業を目指すと決めたら、編入できる学校の資料をまとめて請求すると、卒業までの道筋を学校ごとに比べられます。
ポイント
- 卒業資格がほしいなら編入学。
- 卒業は74単位以上。
- 在籍期間の数え方で年数が変わる。
\ 請求後はLINEで「30日で決める」高校選びのガイドが届く /
大学などの受験資格を早く得たいなら、高認も選べる
16歳以上で受験でき、年2回ある。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 受けられる人 | 受験する年度の終わりまでに満16歳以上 |
| 試験 | 毎年8月と11月の2回 |
| 科目 | 合格に必要なのは9〜10科目 |
| 免除 | 高校で取った単位で免除あり。最低1科目は受験 |
高等学校卒業程度認定試験(高認)は、合格すると大学・短大・専門学校の入学資格が得られる試験です(文部科学省の高認の概要)。
受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる人が受けられます。前の高校で取った単位で科目の試験が免除されることがありますが、全科目の免除はできず、最低1科目は受けて合格する必要があります(高等学校卒業程度認定試験規則)。
高認で得られるのは大学などの入学資格で、高校を卒業したという記録とは別のものです。どちらが目的に合うかで選びます。
ポイント
- 高認は16歳以上で受けられる。
- 前の単位で科目が免除されることも。
- 高校卒業とは別の資格。
高校をやめる人は年に4万5千人ほど。次の道を選ぶ人は多い
令和6年度の中途退学者は44,571人。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 中途退学者数 | 44,571人 |
| 中途退学率 | 1.4% |
| 理由で最も多いもの | 進路変更 18,505人(41.5%) |
文部科学省の令和6年度の問題行動・不登校等の調査結果では、国公私立の高校の中途退学者は44,571人、中途退学率は1.4%でした。
理由で最も多いのは「進路変更」で、18,505人(41.5%)です。高校をやめたあとに、別の道で学び直す人は少なくありません。
退学処分のあとも、学び直しの道はいくつもあります。焦らずに、自分に合う道を選んでください。
ポイント
- 高校をやめる人は年に約4万5千人。
- いちばん多い理由は進路変更。
- 学び直しの道はいくつもある。
高校の退学処分のあとのお金(就学支援金と学び直しの支援)
| 項目 | 中身 | 確かめる先 |
|---|---|---|
| 就学支援金の支給期間 | 通信制は48月 | 文部科学省のQ&A; |
| 期間を超えるとき | 学び直しへの支援(卒業までの間・最長2年) | 学校がある都道府県 |
| 編入の学費 | 前の学校の単位や入る時期で変わる | 編入先の資料 |
支給期間を超えても、学び直しの支援がある
中退して入り直す人に、最長2年の支援。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 対象 | 高校を中退して再入学し、支給期間を超える人 |
| 支給 | 卒業までの間(最長2年)、就学支援金に当たる額 |
| 入学の時期の条件 | 平成26年4月以降の入学者 |
| 問い合わせ | 学校がある都道府県 |
就学支援金の支給期間は、定時制・通信制で48月です。前の学校にいた月数があると、残りの期間が足りなくなることがあります。
文部科学省の高校生等への修学支援のページのとおり、高校を中退して入り直し、支給期間を超える人には「学び直しへの支援」として、卒業までの間(最長2年)、就学支援金に当たる額が出ます。平成26年4月以降の入学者が対象です。
細かな条件は、編入先の学校がある都道府県で決まります。編入先の学校を通して確かめてください。
ポイント
- 期間を超えても学び直しの支援がある。
- 最長2年、卒業までの間。
- 条件は都道府県に確かめる。
\ 気になった学校の見学も、入力をやり直さずに申し込める /
全日制にいた月数は、通信制では4/3倍で数える
全日制に長くいたほど、通信制の残りは短い。
| 全日制にいた月数 | 通信制の残りの期間 |
|---|---|
| 20月 | 22月分(Q&A;の例) |
| 30月 | 8月分(計算) |
全日制から通信制へ移ったときの残りの期間は、文部科学省の就学支援金のQ&Aで「48月-全日制の在学月数×4/3(端数切捨て)」と示されています。
Q&A;の例では、全日制で20月を過ごした人の通信制での残りは22月分です。同じ式に30月をあてはめると、残りは8月分になります(計算した目安)。
退学処分の前に全日制で長く過ごしていた人ほど、残りは短くなります。足りない分は、学び直しへの支援の対象になるかを編入先にたずねてください。
ポイント
- 全日制の月数は4/3倍で差し引く。
- 長くいたほど通信制の残りは短い。
- 足りない分は学び直しの支援へ。
編入の学費は、入る時期と前の単位で変わる
新入学の金額をそのまま当てはめない。
| 学校 | 編入の学費・時期 |
|---|---|
| クラーク高校 | 転入・編入は年間学費が違う |
| ヒューマンキャンパス高校 | 転入・編入の学費は前の学校の履修状況で違う |
| 勇志国際高校 | 編入学は過去の在籍期間を使って年度途中もできる |
学費のモデルの多くは、4月に1年生で入る人の金額です。退学処分のあとに途中の学年から入る人は、その金額のままとは限りません。
クラーク高校は、転入・編入の人の年間学費が新入学と違います。ヒューマンキャンパス高校も、前の学校で何を履修したかで学費が変わります。
年度の途中から入れる勇志国際高校のような学校では(勇志国際高校の学費のページ)、入学の月によって初年度に払う額が変わります。
編入先の候補ごとに、入る時期の学費を資料で比べるのが確実です。
入る時期ごとの学費は、候補の学校の資料をまとめて取り寄せると、同じ条件で並べて比べられます。
ポイント
- 公開の学費は1年生4月入学のモデルが多い。
- 途中の学年から入ると金額が変わる。
- 入学月ごとの金額を資料で比べる。
高校の退学処分のあと、通信制の編入先を決める(資料の取り寄せ方)
| 目指すこと | 次にやること | 理由 |
|---|---|---|
| できるだけ早く学び直したい | 編入を随時受け付ける学校を探す | 待つ期間を短くできるため |
| 次の4月か10月に入りたい | 出願期間を学校ごとに確かめる | 締切が入学の約1か月前の例があるため |
| 大学などの受験資格がほしい | 高認の日程と免除科目を確かめる | 前の単位で免除できることがあるため |
| 家から学び直したい | N高も候補に加える | ネットコースは編入を随時受け付けるため |
編入先の候補は、まとめて資料請求で時期を並べる
編入の時期・入る年次・学費を一度に比べる。
| 並べること | 学校ごとに違う点 |
|---|---|
| 編入の時期 | 4月・10月だけ/随時・毎月 |
| 入る年次 | 前の在籍期間と単位で決まる |
| 編入の学費 | 入る時期と前の単位で変わる |
| 選考 | 書類・作文・面接など |
退学処分のあとの学校選びは、編入の時期が合うかどうかで候補が大きく変わります。入る年次や学費も、学校ごとに決め方が違います。
気になる学校を1校ずつ調べるより、候補の資料を手元に並べたほうが、時期の合う学校がすぐにわかります。
4月・10月の編入は、出願の締切が早めに来ます。資料は余裕をもって取り寄せましょう。
時期の合う編入先を早く見つけたいなら、気になる学校へいっしょに資料請求するのが、入力1回で済む方法です。
ポイント
- 編入の時期で候補が変わる。
- 資料を並べると時期の合う学校がわかる。
- 4月・10月は締切が早い。
\ 利用者は20万人以上(2025年10月時点) /
まとめて請求とあわせて、家で学ぶN高も候補に入れておく
通う学校と家で学ぶ学校を並べて、続けやすさで選ぶ。
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 続けやすい形を知る | 通学型と在宅型の両方を手元で見比べられる |
| 入学の時期 | ネットコースの転入・編入は随時受付 |
| 卒業後の進路 | 進路決定率94.24%(2026年3月卒業の4月生) |
編入先を通う学校だけで探すと、「通う形が今の自分に続けられるか」は資料を読んでも判断しにくいものです。
家で学ぶN高を1校加えておくと、通う学校と家で学ぶ学校のどちらが続けやすいかを、同じ時期に比べられます。
N高の2026年3月卒業の4月生の進路決定率は94.24%で、ネットコースから通学のコースへ3か月ごとに移れます。
編入先の候補とあわせて、N高の資料も取り寄せておく
- 退学処分のあと、通う形と家で学ぶ形のどちらが続けやすいかを比べられる
- 登校なしのネットコースは、新入学なら1年次73,000円〜・3年間199,000円(就学支援金の先引きあり)
- 入学したあとも、ネットから通学のコースへ3か月ごとに変えられる
- 全員に複数のメンターがつき、家からビデオ会議で面談・相談できる
- 進路決定率94.24%(2026年3月卒業の4月生)
パンフレットと募集要項が無料で届きます。N高・S高・R高の違いと、コースごとの学費がわかります。
ポイント
- 通う学校に、家で学ぶ1校を加える。
- N高は転入・編入を随時受付。
- あとから通学にも変えられる。
ほかにも候補があるなら、まとめて資料請求で比べる
1回の入力で、候補の資料がまとめて届く。
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 住んでいる都道府県と学年を選ぶ |
| 2 | 通える学校の一覧から、迷っている学校と比べたい学校を選ぶ |
| 3 | 1回の入力で請求(無料)。資料は1週間ほどで届く |
退学処分のあとに編入先を探していると、住んでいる地域でどの学校に入れるのかも知りたくなります。学校ごとに請求すると、そのたびに名前や住所を入れ直すことになります。
一括の資料請求なら、都道府県を選ぶと通える学校が一覧で出て、1回の入力で気になる学校の資料をまとめて取り寄せられます。
候補を2〜3校にしぼって資料を並べると、学費と通い方の違いがはっきりします。
編入先の候補は、まとめて資料請求で比べる
- 1回の入力で、選んだ学校の資料がまとめて届く。学校ごとに名前や住所を入れ直さなくていい(無料)
- 資料は1週間ほどで届く。学費・通う日数・スクーリングを、家で並べて親子で比べられる
- 請求のあとは、LINEで「30日で決める!親子で考える高校選びガイド」が届く。見学の申込も追加の入力なしでできる
- 転入した人の63.4%が、資料請求から1か月以内に出願先を決めている(ズバットの利用者アンケート)
利用者20万人以上(2025年10月時点・ズバットの案内)。届いたあと、学校から案内の連絡が来ることがあります。
ポイント
- 候補が3校以上なら、まとめて請求が早い。
- 資料は1週間ほどで届く。
- 並べて、通い方と学費で比べる。
高校で退学処分になったら、編入の時期を並べて決める
編入の時期・入る年次・学費は学校ごとに違います。まとめて資料請求で候補を取り寄せ、必ず並べてから決めてください。
出典・確認した情報(2026年11月確認)
- e-Gov法令検索「学校教育法」
- e-Gov法令検索「学校教育法施行規則」
- e-Gov法令検索「単位制高等学校教育規程」
- e-Gov法令検索「高等学校卒業程度認定試験規則」
- 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」
- 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験の概要」
- 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験 免除要件」
- 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総則編」
- 文部科学省「高等学校への編入学について」
- 文部科学省「高等学校入学資格 Q&A;」
- 文部科学省「高等学校及び特別支援学校高等部の指導要録に記載する事項等」
- 文部科学省「高等学校における生徒への懲戒の適切な運用の徹底について(通知)」
- 文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」
- 文部科学省「高校生等への修学支援」
- 文部科学省「高等学校等就学支援金制度に関するQ&A」
- クラーク記念国際高等学校「よくあるご質問」
- ルネサンス高校グループ「募集要項について」
- ヒューマンキャンパス高等学校「入学案内」
- ヒューマンキャンパス高等学校「転入学・転校について」
- ヒューマンキャンパス高等学校「よくあるご質問」
- あずさ第一高等学校「転・編入学生用募集要項」
- ECC学園高等学校「募集要項」
- 勇志国際高等学校「新入学学費 ネットコース」
- 第一学院高等学校「学校概要」
- トライ式高等学院「転編入をお考えの方」
- NHK学園高等学校「よくあるご質問」
- NHK学園高等学校「出願スケジュール」
- N高グループ「よくある質問」
- N高グループ「入学案内」
- N高グループ「ネットコース」
- N高グループ「「高等学校等就学支援金」および「支給見込額の先引き」について」
- N高グループ「進路実績(進学・就職)」
- ズバット通信制高校比較「全国の通信制高校にまとめて資料請求」
- 株式会社ウェブクルー「ズバット 通信制高校比較がLINEで新サービス配信開始(2026年1月28日)」
学費・コース・入学の時期は変わることがあります。出願の前に各校の公式サイトと資料でご確認ください。
